先日書いた「ピアス」制作日記-CD編-の続きです。

2018年12月6日 青山月見ル君想フ

ジャケット制作と同時進行で進めていたわけですが、ライブハウスの装飾など経験もなく
下見に行ってスタッフさんにどう設置ができるか相談したり、知人のBARのライブステージの装飾を数回やってみてイメトレしたり見取り図とにらめっこする日々。
その間に合同アー写撮影も入ってくるのですがこれもまた後日。

ステージは出演者のリハや機材設置が最優先になるので、設置の時間は限りなく少なく、その時間でどうするかが勝負。

そして一番怖いのが

 

布が足りなくなること

 

なのでとにかく量を増やすことに注力しました。

 

ベースはジャケットで仕様した布なので、全部同じ布だと重たくなってしまうので、
軽い素材感や透ける布をどかっと一緒に染めます。

赤は大好きだ。いくら染めたって飽きない。


同じ色でも素材の違い、入れる時間で仕上がりが全然違ってくる


かさ増し要因の赤布たちは染めずに熱処理してさらにボリュームを

あとは焼いてボロボロ感を出して完成。

 

当日は一人で設置する予定だったんですが、カメラマンで呼んでいたタツ氏に手伝ってもらうという。。。
仕事前に本当すみません、、、でも、、、仕事出来る……っ ありがとう!!神!!

 


そうしてできたステージ(自分で記録写真撮ってなくて戸倉さんのを拝借)

開演前はこんな感じでした。

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怪しげな森にでも迷い込んだかのような

開場して 席が埋まっていくのを見て
ピアスをしてくれている人がちらほら見えて

 

「呪い」から始まるステージ

ミシンさんが立つだけで 光が差し込んだようにステージが表情を変えていく。

開演したらただのファンのように私はステージを食い入るように観ていました。笑

そしてゲストで出演されていた月さんがピアスに合わせてネイルをしてきてくれて、、、感激でした。

森さんも浜谷さんもとても気さくで ミシンさんとのやりとりにほっこり。

衣装は ライブ用に少しお直ししました。
元はタイトなワンピースなんですが、動きやすいようにスリットを入れて布を付け足しました。

 

CDから見ている方々 どうだったでしょうか

ジャケットから飛び出た ピアス の空間

楽しんでいただけたらと ただそれだけを思います。

 

 

実は当日まで誰にも言ってなかったんですが 青山月見ル君想フの会場で 何かやりたいな とずっとぼんやり思っていたのです。
まさか今年にその機会が来るとは思っていなくて驚きと嬉しさと そしてプレッシャーと。
ライブステージという装飾場所に制約はあったんですが、もっといろんなことやってみたいと思いました。いつかは仕立屋のサーカスのような空間を作ってみたい。布でもっと埋めたいと欲は沢山出てくるものです。

 

こうして機会を作っていただいた戸倉さん
ミシンさん 月さん
出演者、スタッフのみなさま
撮影に来てくれたタツさん
お疲れ様でした。

本当にありがとうございました。

 

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